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感染者急増 ミャンマー首都などで外出制限

2021年7月8日 2:33

クーデターが起きたミャンマーで、新型コロナウイルスの感染者が急増し、軍の統制下にある政府は7日、最大都市ヤンゴンの複数の地区などに外出制限を課すと発表しました。

ミャンマーではインドで確認されたデルタ株などが広がり、5月末から感染者が急増しています。7日の新規感染者は3947人で、4日連続で過去最多を更新しました。

こうした状況を受け、軍が統制する政府は、ヤンゴンや南部のモン州などで、あわせて14の地区に8日早朝から外出制限を課すと発表しました。これにより、外出制限は全土で40地区あまりに拡大しました。医療や金融など一部の業種に従事する人を除き、市民は自宅待機となるほか、買い物や病院への通院する際の人数も制限されます。

感染拡大が深刻化する中、市民の中には軍の統制下でのワクチン接種を拒む人もいることから、軟禁下にあるアウン・サン・スー・チー氏は6日、弁護士を通じて、可能であればワクチンを接種するよう国民に呼びかけました。


写真:The Irrawaddy