接種センターで集団感染が発生 マレーシア
新型コロナウイルスの感染者が急増しているマレーシアで、ワクチンの接種センターでの集団感染が発生しました。
マレーシア政府は13日、首都クアラルンプール郊外の大規模接種センターでボランティアスタッフの集団感染が発生し、消毒などのため一時的に接種センターを閉鎖したと発表しました。
この接種センターで働くスタッフ2人の感染が判明したことから、453人のスタッフ全員を検査したところ、半数近い204人が感染していたということです。
ただ、スタッフのおよそ9割はワクチンを接種していて政府は、「感染者から出ているウイルス量は少ない」と説明しています。政府は、9日から12日の間にこの会場で接種を受けた人に対し、10日間の自主隔離を求めました。
マレーシアでは、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」の拡大などで、1日当たりの感染者が1万1000人を超え、これまでで最大規模の感染拡大が続いています。
マレーシアのワクチンの接種率は、13日時点でおよそ26%です。(英・オックスフォード大)