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米中協議 中国“対立原因は米の敵視政策”

2021年7月26日 12:50

中国を訪問中のアメリカのシャーマン国務副長官は26日朝、中国の謝鋒外務次官と会談しました。この中で中国側は米中対立の原因はアメリカの敵視政策にあると非難しました。

中国外務省などによりますと、会談で謝鋒外務次官は「米中関係がこう着している根本の原因はアメリカの一部が中国を“仮想敵国”とみなしていることにある」と述べました。その上で「中国などに対し悪いことはやり尽くして良いことは独り占めしようとする。世の中にそんな理屈はあるのか」などと、対中政策を変えるよう訴えました。

アメリカ側の反応はまだ明らかになっていませんが、香港や台湾の問題などでも議論が展開されたとみられます。

今回はバイデン政権発足後、初の外交当局の高官による中国訪問となりましたが、冒頭から厳しいやりとりとなっており、今後の米中首脳会談の可能性など対話の糸口を見いだせるかは不透明です。

シャーマン氏はこの後、王毅外相とも会談する予定です。