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感染急拡大…米“接種”で100ドル支給

2021年7月30日 11:57

アメリカのバイデン大統領は29日、新型コロナウイルスのデルタ株の感染急拡大を受け、ワクチンを接種した人に、100ドルを支給する方針を示しました。

バイデン大統領「米国救済計画の予算を使い、ワクチンを接種した人に100ドルを支給するよう、全ての州などに要請する」

バイデン大統領は州政府などに対し、新たにワクチンを接種した人に100ドル、日本円でおよそ1万1000円を支給するよう要請しました。財源は連邦政府の予算から拠出します。

さらに、連邦政府の職員らについて、ワクチン接種を証明しなければ、マスク着用や定期検査を義務づける方針も発表しました。

アメリカでは「ワクチン接種を完了すれば、マスク着用は必要ない」との指針がわずか2か月で見直され、有力紙ワシントンポストが“マスク不要”に踏み切った大統領の判断を「あまりにも早すぎた」と指摘するなど、批判の声も上がっています。