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国益のための選択…サムスンG李氏が仮釈放

2021年8月13日 14:43

韓国で贈賄などの罪で服役していた韓国最大の財閥・サムスングループの経営トップが13日、仮釈放されました。

13日午前、仮釈放されたのは、サムスン電子経営トップの李在鎔副会長で、朴槿恵前大統領らに対し、8億円あまりの賄賂を渡した罪などで、懲役2年6か月の実刑判決が確定し、服役していました。

サムスン電子・李在鎔副会長
「私に対する心配、非難、憂慮、大きな期待もよく聞いている。一生懸命に取り組む」

文在寅大統領は「半導体とワクチン分野での役割を期待して、仮釈放を要求する国民も多い」との考えを示した上で、国益のための選択として理解を求めました。

財界からは経済の活性化に向け、李氏の仮釈放を歓迎する声があがる一方、韓国メディアや労働組合などからは、「特別扱いではないか」との批判が出ています。

ただ、李氏はすぐに経営に復帰することは認められていない上、別の刑事裁判も進行中で、これらの判決しだいでは、再び収監される可能性もあります。