“贈賄”韓国サムスンG経営トップが仮釈放
韓国で贈賄などの罪で服役していた韓国最大の財閥・サムスングループの経営トップが13日、仮釈放されました。
13日午前、仮釈放されたのはサムスン電子経営トップの李在鎔副会長で、朴槿恵前大統領らに対し8億円あまりの賄賂を渡した罪などで懲役2年6か月の実刑判決が確定し服役していました。
李在鎔氏「私に対する心配、非難、憂慮、大きな期待もよく聞いている。一生懸命に取り組む」
韓国の法務省は仮釈放を決めた理由について、新型コロナウイルス感染の長期化で停滞する国内の経済状況のほか、社会の感情なども考慮したことをあげています。
財界からは経済の活性化に向け李氏の仮釈放を歓迎する声があがる一方、韓国メディアや労働組合などからは「特別扱いではないか」との批判が出ています。
ただ、李氏は引き続き就業は制限され、すぐに経営への復帰はできない上、李氏を巡っては別の刑事裁判も進行中で、これらの判決しだいでは再び収監される可能性もあります。