ハイチ地震300人超死亡 非常事態を宣言
中米カリブ海の島国ハイチで14日、マグニチュード7.2の大きな地震が起き、複数の建物が倒壊するなどして、これまでに300人以上の死亡が確認されています。
アメリカの地質調査所によりますと、中米のハイチで14日午前8時半ごろ、マグニチュード7.2の大きな地震がありました。震源は首都ポルトープランスの西におよそ130キロの地点で、震源の深さは10キロと浅く、広い範囲で強い揺れを観測したということです。
震源から30キロほどの街では、多くの家屋が倒壊し、教会の建物に亀裂がはいるなど、甚大な被害がでています。
地元当局によりますと、これまでに304人の死亡が確認され、負傷者は1800人以上にのぼるということです。がれきの下敷きになるなど行方がわからない人が多数いて、被害はさらに拡大するとみられています。
ハイチのアンリ首相は非常事態を宣言し、救助活動に全力をあげると述べています。