米世論調査“アフガン撤退”支持しない7割
アフガニスタンでタリバン主導の政権が誕生する見通しとなったことを受けて、アメリカのバイデン大統領が演説し、撤退は「後悔していない」と決断の正当性を強調しました。
バイデン大統領「アフガン戦争を終わらせる決断を後悔していない。これはアメリカの国益にならないアメリカ国民が求めるものでもない」
バイデン大統領は「正直に言えば、展開は予想以上に早かった」と自らの見通しの甘さを認めた上で、「アフガンの政治指導者はあきらめて逃亡し、アフガン国軍は戦おうとせずに崩壊した」と述べ、突然出国したガニ大統領やアフガン国軍の責任にも言及しました。
また、「アフガン国軍に戦う意思がないのであれば、アメリカ軍が犠牲になるべきではない」と訴えました。
一方、最新の世論調査では、今回の大統領の対応を「支持しない」とする声が7割近くにのぼっていて、地元メディアは、この日の演説についても「危機に陥った責任を他人になすりつけている」「開き直った自己防衛」などと冷ややかに伝えています。