アフガン爆発で米兵死亡…バイデン政権は?
首都カブールの空港近くで死傷者200人以上にのぼる爆発が起きたアフガニスタン。爆発から一夜明け、アメリカのバイデン大統領はどうしているでしょうか?ホワイトハウスの敷地内から中継です。
バイデン大統領は現在、26日会談予定だったイスラエルの首相と会っています。大事な同盟国のトップを一晩待たせなければいけないほど、26日のホワイトハウスは混乱しました。
大統領の側近の一人、サキ報道官も「政権発足以来、最悪の日」だと素直に認めていて、大統領の様子を「暗く沈んでいた」と話していました。
そして、国内の受け止めですが、新聞も「13人の米兵の死亡」を見だしに犠牲の多さを伝えています。今回のアフガン撤退が「これ以上、若い兵士たちを死なせないため」のバイデン大統領のこだわりだったはずが、一気に13人もの犠牲者を出してしまった危機感を、一段トーンを上げて伝えています。
そしてワシントンポストが、「最も差し迫った疑問は、これが最後の攻撃なのか」と指摘するなど、次の攻撃への懸念の声も強く挙がっています。
Q、米大統領の「代償を払わせる」という報復宣言についてはどうでしょうか?
アメリカ中央軍の司令官は、「車両を使った自爆テロが起きる可能性が高い」と具体的に指摘していて、「タリバンとも情報共有している」と明らかにしています。
一方で、「イスラム国」側に今すぐ「代償を払わせる」余裕は退避を最優先にする今はないので、31日の撤退後の限定的な攻撃になる見通しです。