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FRB議長 量的緩和の縮小“年内が適切”

2021年8月28日 6:14

アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は27日、量的緩和の縮小を始める時期について、年内が適切との考えを示しました。

FRBのパウエル議長は27日、経済政策に関するシンポジウムでオンラインでの講演を行い、新型コロナウイルスの拡大で落ち込んだ経済について、「雇用の最大化に向けた明確な進展がみられる」と述べ、景気回復が着実に進んでいるとの見方を示しました。

その上で、国債などを購入する量的緩和を縮小する時期について、景気回復が予想通り進めば、年内に始めるのが適切との考えを示しました。

一方で、新型ウイルスのデルタ株の拡大には懸念を示し、リスクを注意深く見極めていくとして、年内のどのタイミングで縮小開始を決定するかは言及しませんでした。