アメリカ南部に接近しているハリケーンが５段階で２番目に強いカテゴリー４に発達し、上陸が予想される地域では厳重な警戒が続いています。

アメリカの気象当局によりますと、ハリケーン「アイダ」は日本時間の午後４時の時点で、５段階のうち２番目に強い「カテゴリー４」に発達し、メキシコ湾を北西に進んでいます。

日本時間の３０日午前に南部ルイジアナ州付近に上陸すると予想されていて、ルイジアナ州知事は非常事態を宣言し、住民に避難を呼びかけています。

アメリカ南部では１６年前の２００５年の同じ日に、ハリケーン「カトリーナ」が上陸し、１８００人以上が死亡しました。「カトリーナ」はカテゴリー３で上陸しましたが、今回の「アイダ」はさらに強いカテゴリー４のまま上陸する恐れがあり、現地では厳重な警戒が続いています。