梨泰院事故 当時の警察署長ら2人を逮捕 業務上過失致死傷などの疑い
158人が死亡したソウル・梨泰院の転倒事故で、現場を管轄する当時の警察署長ら2人が逮捕されました。
韓国警察の特別捜査本部は23日夜、梨泰院を管轄する警察署の李林宰前署長ら2人を逮捕しました。
韓国メディアによりますと、李前署長はハロウィーンに警察官をさらに動員すべきとの報告があったにもかかわらず、対応をせず、事故発生後も適切な措置をとらなかった業務上過失致死傷などの疑いが持たれています。
李前署長をめぐっては、事故発生の40分あまり後におよそ400メートル離れた場所をゆっくりと歩く映像が報じられるなど、責任を問う声があがっていました。
すでに事故発生を懸念する報告書の隠蔽(いんぺい)に関わったとして、警察の幹部2人が逮捕されていて、これで逮捕者は4人となりました。