韓国転倒事故 真相究明など求め遺族らが協議会発足
韓国・ソウル梨泰院の転倒事故の遺族らが10日、事故の真相究明などを求め、協議会を発足させました。
10日に発足した「遺族協議会」には、事故の犠牲者158人のうち、97人の遺族が参加。会見では涙を流しながら犠牲者への思いを訴えました。
協議会の目的は、事故の徹底的な真相究明や、責任を負うべき人への責任の追及などとしています。
遺族は政府の対応を強く批判し、「悲しみは、今や怒りに変わっている。真相が明らかになるまで闘う」と述べ、尹錫悦大統領の謝罪などを要求しました。
事故をめぐっては、事故発生を懸念する報告書の隠ぺいに関わったとして、警察の幹部2人が逮捕されましたが、前警察署長らについては、逮捕状の請求が棄却されるなど捜査は難航。国会での調査も進んでいません。