安倍元首相の死去を受けて、国連のグテーレス事務総長が声明を発表し、「恐ろしい殺害事件を受け、深い悲しみに包まれている」と述べた上で、哀悼の意を表しました。

国連のグテーレス事務総長は声明で、「銃犯罪率が最も低い国の一つである日本社会に、深い衝撃を与えた安倍元首相の恐ろしい殺害事件を受け、深い悲しみに包まれている」とした上で、「安倍元首相は、多国間主義の確固たる擁護者、尊敬される指導者、そして国連の支援者として記憶されることでしょう」と述べました。

また、事務総長は、「安倍元首相をめぐっては、平和と安全の推進、持続可能な開発目標を率先して導き、そして国民皆保険の提唱への取り組みを想起します。最も長く首相を務めた安倍氏は、自国の経済を復興させ、日本国民に奉仕することに専心していました」と安倍元首相の功績をたたえました。

その上で事務総長は、「ご遺族と日本国民、日本政府に深い哀悼の意を表します」と述べました。