国連 タリバンに“安全な出国”の保証要求
国連の安全保障理事会は、イスラム主義勢力タリバンに対し、アフガニスタン人らの安全な出国を保証するよう求める決議を採択しました。
国連安保理は30日、緊急会合を開き、タリバンに対してアフガニスタン人と外国人が安全に出国できるよう保証することなどを求める決議を採択しました。多数の死傷者が出るテロ攻撃が起きたことを踏まえ、治安を強化するとともに、カブール空港を速やかに再開するよう要請しています。
一方、フランスのマクロン大統領は、出国する人が安全にカブール空港に行けるよう、国連主導で「安全地帯」を設ける構想を提案する考えを示していましたが、決議には盛り込まれませんでした。
中国は「アメリカの報復攻撃で無実の民間人が犠牲になった」と非難し、ロシアとともに採択を棄権しました。