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アフガン男性「タリバンから死刑の脅迫文」

2021年8月31日 22:57

アフガニスタンからアメリカ軍が撤退し、日本政府も自衛隊機の撤退を命じる中、日本の支援事業に関わったアフガン人の男性が取材に応じ、「タリバンから死刑を宣告する脅迫文が届き、家族の将来が心配だ」などと訴えました。

NNNのインタビューに応じた20代のアフガン人の男性は、2019年までの2年間、日本のJICA(=国際協力機構)の現地プロジェクトに関わり、日本での研修にも参加したということです。

イスラム主義勢力タリバンが首都カブールを制圧した2日後の今月17日、「アフガン政府でスパイとして働いた」などとして、タリバンから死刑を宣告する脅迫文が届いたといいます。

日本の支援事業に関わったアフガン人男性
「本当につらい。家族の将来が不安でふさぎ込んでいる。私たちは外出もできず仕事も買い物にも行けない。米軍撤退後、アフガンの状況は悪化するだろう。先行きは不透明で、あす何が起こるかも分からない」

男性は、日本など国外への退避を望んでいますが、見通しはたっていないということです。