アストラ副反応 ギラン・バレー症候群追加
EMA(=ヨーロッパ医薬品庁)は、イギリス製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの非常にまれな副反応として、手足に力が入らなくなるなどの症状が出るギラン・バレー症候群を追加したと発表しました。
EMAは、7月末までに世界で投与されたアストラゼネカ製ワクチン5億9200万回のうち、ギラン・バレー症候群の発症が833件報告されているとしています。
その上で、ギラン・バレー症候群とワクチンとの因果関係は「少なくとも合理的な可能性がある」と発表しました。EMAは、この副反応を頻度が最も低い「非常にまれ」なカテゴリーに分類し、ワクチン接種の効果はリスクを上回ると強調しました。
アメリカ食品医薬品局は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンのまれな副反応として、ギラン・バレー症候群の発症のリスクを報告しています。