韓国軍は、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル２発を発射したと発表しました。

韓国政府や韓国軍は発射を受けて、詳しい状況を分析しています。韓国軍によりますと、北朝鮮は１５日午後、中部内陸の一帯から日本海に向けて弾道ミサイル２発を発射したということです。追加の詳しい状況については米韓の情報当局が分析しています。

国連の安全保障理事会の決議違反である弾道ミサイルの発射は今年３月２５日以来です。北朝鮮は今月１１日と１２日にも新たに開発したとする長距離巡航ミサイルの発射実験を行ったことを国営メディアを通じて明らかにしています。

１４日、東京では日米韓の北朝鮮担当高官による協議が行われたほか、現在、ソウルには中国の王毅外相が訪れ、中韓の外相会談などを行っていて、北朝鮮をめぐる国際社会での協議が行われる中での発射ということになります。

北朝鮮としては、米韓への挑発の度合いを高め、ミサイル開発を続けていくとの強い姿勢を国際社会に示したことになります。