米豪2+2 共同会見で“中国への警戒感”
アメリカとオーストラリアの外務・防衛閣僚会合が16日、ワシントンで開かれ、中国を念頭に原子力潜水艦の保有など技術協力を進め、インド太平洋地域での抑止力を強化する方針で一致しました。
会合では、前の日に発表されたイギリスも含めた3か国の新たな枠組み「オーカス」など多国間の連携によって、インド太平洋地域での抑止力を強化していく方針で一致したほか、終了後の共同会見では、中国への警戒感を強く打ち出しました。
米・ブリンケン国務長官「アメリカは(中国の)圧力に直面する豪州を放っておくことはしない」
豪・ペイン外相「私たちは、さまざまなレベルで中国との競争に対応し対抗力を高める必要がある」
両国は、南シナ海で軍事拠点化を進める中国を念頭に、オーストラリアの原子力潜水艦保有に向けた技術協力を進めることも確認しました。