金与正氏“条件整えば南北首脳会談も議論”
北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は、24日に続いて25日夜に談話を発表し、韓国側が敵視政策を撤回することなどを条件に、南北首脳会談も議論できるとの考えを示しました。
金与正氏は国営メディアを通じた談話で、韓国側が「南北関係を一日も早く改善しようとする雰囲気が強烈だと感じた」として、「互いに難癖と舌戦で時間を浪費する必要はない」と言及しました。
その上で、韓国側の敵対的な言動がなくなり、互いに尊重する姿勢が維持されるなどの条件が整えば、去年6月に爆破した南北共同連絡事務所の再設置や、南北首脳会談も議論できるとの考えを示しました。
ただ、与正氏は、これらはあくまで「個人的な見解だ」とクギを刺しています。
与正氏は、連日の談話発表によって、対話の早期再開を望む文在寅政権への揺さぶりを強めた形です。