台湾の防空識別圏に中国軍機 2日で77機
台湾が設定する防空識別圏に、中国軍の戦闘機などが10月1日と2日の2日間で77機、進入したことがわかりました。中国側が軍事力を誇示する狙いがあるとみられます。
台湾の国防部によりますと、2日は中国軍の戦闘機など39機が、そして1日も戦闘機や爆撃機など38機が、台湾南西沖の防空識別圏を横切る形で進入したということです。
台湾当局が去年9月に今の形式で中国軍機の進入を発表し始めてから、一日の数としては過去最高を2日連続で更新しています。
中国と台湾をめぐっては、TPP(=環太平洋経済連携協定)にそれぞれが加盟申請したことなどで対立に拍車がかかっていて、中国側としては軍事力を誇示することで、台湾への圧力を強める狙いがあるとみられます。