米LA近郊で原油流出 海岸には魚の死骸
大量の原油が流出したアメリカ西部・ロサンゼルス近郊で、海岸に魚の死骸が打ち上げられるなど、環境への影響が広がっています。
地元当局によりますと、カリフォルニア州ハンティントンビーチ市の沖合で1日、大量の原油が流出しました。54万5000リットル余りで、一部は陸地に流れ着いているということです。
地元住民「(原油の)カーペットのようだった。本当に気味が悪く臭いがとても強かった。本当にひどい頭痛と吐き気がした」
原油が流出した場所にはパイプラインがあり、大型船のいかりが接触し損傷したものとみられています。
石油会社によりますと、その後、新たな流出はないということですが、鳥や魚の死骸が打ち上げられるなど環境への影響が広がっていて、事態への早期対応のため、ニューサム知事は4日、非常事態を宣言しています。