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仏・カトリック教会で未成年者への性的虐待

2021年10月6日 17:52

フランスのカトリック教会で、およそ70年間にわたり聖職者による未成年者への性的虐待が相次ぎ、被害者が21万人を超えることが明らかになりました。

フランスのカトリック教会は独立調査委員会を設置して2年半にわたり性的虐待の実態について調査を進め、5日、報告書を公表しました。それによりますと1950年以降、少なくとも2900人から3200人の聖職者が未成年者に対して性的虐待を行っていたということです。

被害者は、およそ21万6000人で、聖職者以外の教会の関係者による虐待も含めると、33万人にのぼると推計されています。

カトリック教会での未成年者への性的虐待は世界各地で問題となっていて、ローマ教皇庁も対策に乗り出しています。