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英政府コロナ初期対応「公衆衛生上の失敗」

2021年10月13日 8:34

イギリス議会は12日、新型コロナウイルスをめぐる政府の初期対応は「史上最も大きな公衆衛生上の失敗」などとする報告書を公表しました。

これは12日に、イギリス議会の医療介護分野を担当する委員会が公表したものです。

この中で、ウイルスを食い止めるには「集団免疫を獲得するしかない」とイギリス政府が考え、アジアの国々などにみられた、より厳しい規制を採用しなかったとした上で、こうした初期の判断は「イギリスがこれまでに経験した公衆衛生上の最も大きな失敗のひとつ」と評価しました。

また、「ロックダウンの開始を1週間早めていたら、死者の数は少なくとも半分に抑えられた」と分析しています。

介護施設で多くの死者を出したことについては、当初、そのリスクを十分認識していなかったとした上で、「回避できたはずの何千人もの死がもたらされた」と振り返っています。

こうした反省点の一方、早い段階でワクチンを開発し大規模な接種プログラムを実施したことで、社会に計り知れない利益をもたらしたと評価しました。

このほか、パンデミックの影響で経済や健康上の格差が拡大していて、民族的マイノリティーや学習障害のある人などの死亡率が「受け入れ難いほど高い」ことを指摘しています。