G20 法人税“最低税率”15%など支持
G20=主要20か国・地域の財務大臣・中央銀行総裁会議が13日、アメリカの首都ワシントンで開かれ、法人税の最低税率を15%とするなどの新たな国際課税の枠組みをG20として支持することを確認しました。
会議には、G20各国の財務大臣・中央銀行総裁が集まり、日本からは、日銀の黒田総裁らが出席しました。
会議後に出された声明には、OECD=経済協力開発機構の加盟国を含む136の国と地域が先週合意した、法人税の最低税率を15%とすることや、いわゆる「GAFA」などグローバル企業に課税する「デジタル課税」の創設などの新たな国際課税の枠組みをG20としても支持することが明記されました。
日本銀行・黒田東彦総裁「ほとんど100年に一度のような(国際課税ルールの)大改正で歴史的な合意だと思います」
財務省の神田財務官も、「日本が国際的議論を一貫して主導してきた。大きな成果だ」と強調しました。