北朝鮮が日本海向け飛翔体 先月28日以来
韓国軍は19日午前10時過ぎ、北朝鮮が日本海に向けて飛翔体を発射したと発表しました。飛翔体の種類や飛距離など詳しいことは明らかにされていません。
北朝鮮による飛翔体の発射は、先月28日以来です。このときは新たに開発した「極超音速ミサイル」の初めての発射実験だとして、内陸部から東に向けてミサイルを発射。韓国軍は開発の初期段階との分析を示していました。
また、先月15日には「鉄道機動ミサイルシステム」の発射訓練として、列車を使って2発の弾道ミサイルを中部の山岳地帯から800キロ先の日本海に向けて発射。日本のEEZ=排他的経済水域内に落下したと推定されていました。
今月11日に、北朝鮮は朝鮮労働党の創立76年に合わせ金正恩総書記出席のもと国防発展展覧会を開催。ICBM=大陸間弾道ミサイルなど様々な兵器を公開しました。開幕式で演説した金総書記は、「相応のレベルの自衛力を持たなければ、外部の軍事的脅威に振り回され国や人民を守れない」と強調し、兵器開発をさらに進める考えを示してしました。