IOCバッハ会長“彭帥選手と直接面会”を明言
IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長が3日、中国・北京で会見し、中国の前副首相による性的関係の強要を告発したとされる女子テニスの彭帥選手に直接会うことを明言しました。
IOC・バッハ会長「いま私たちにできる次のステップは、彭帥さんと直接会い、健康や精神状態を確認することです」
バッハ会長は面会の時期や場所を明言しませんでしたが、いわゆる「バブル内」で大会期間中に会いたい考えを示しました。その上で「これまでのビデオ通話で彭帥さんは、自由に行動でき、家族や友達と一緒に過ごしていると話していた」と述べ、当局による軟禁状態にあるとの見方を否定しました。
この問題をめぐっては、中国の宣伝に加担しているなどとIOCへの批判が相次いでいますが、今回の面会で彭帥さんの安否への懸念を払拭できるかは不透明です。