モロッコ地震「発生から72時間」迫る 死者2800人超…重傷者も多数
北アフリカのモロッコで、8日に起きた強い地震で生存率が急激に下がるといわれる、「発生から72時間」が迫り、現地では焦りと不安が広がっています。
モロッコ中部のマラケシュから南におよそ50キロ、山あいの村アスニでは住民が不便な避難生活を余儀なくされています。
周辺地域では、生存率が急激に下がると言われる72時間が迫り、懸命の救出活動が続けられていますが、震源に近く被害が大きい地域は山岳地帯に位置しているため、落石や土砂で道路が寸断されていて、捜索用の重機が近づくことができません。
モロッコ政府によりますと、死亡した人の数は2800人を超えています。けが人の中には重傷者も多いため、いかに早く救助や支援を届けられるか、時間との闘いが続いています。