安保理緊急会合 欧米諸国が“北”強く非難
北朝鮮が新型SLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)の発射実験を行ったことをうけ、国連の安全保障理事会が緊急会合を開き、欧米諸国が北朝鮮を強く非難しました。
北朝鮮のミサイル発射をめぐり国連安保理は20日、アメリカやイギリスなどの要請に基づき、非公開の緊急会合を開きました。会合に先立ちアメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は記者団に対し、今回の発射について「理事国の多くが安保理決議に違反するとして非難している」と述べました。
このほか、イギリスやフランスなどからも非難する声が相次ぎましたが、安保理として声明を出すなどの一致した対応を取ることはできませんでした。
先月以降、北朝鮮によるミサイル発射が相次ぐ中、緊急会合を開くのは今回で3回目ですが、中国やロシアが安保理として一致した対応を取ることに慎重な姿勢を示していて、国際社会としてまとまった対応を取ることはできないままとなっています。