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北“新型SLBM” 安保理が緊急会合へ

2021年10月20日 12:13

北朝鮮メディアは、20日朝、新型のSLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)の発射実験を19日に行い、成功したと報じました。19日、日本海に向けて発射されたミサイルを指すとみられます。

20日付の「労働新聞」は国防科学院が19日、潜水艦から新型SLBMの発射実験を行い成功したと伝えました。海上に水しぶきと共に打ち上げられたミサイルが炎と煙を出しながら上昇していく様子や、潜水艦の写真も掲載されています。

実験では「滑空跳躍など多くの進化した誘導技術が導入された」と説明し変則的な軌道で飛行したとみられ、「国防技術の高度化に貢献する」と強調しています。

ミサイルの形状は、11日に金正恩総書記出席のもと行われた兵器の展覧会で公開された小型のSLBMとみられるミサイルに似ています。

今回、発射には5年前に北朝鮮が初めてSLBM発射に成功した潜水艦を使用したと説明していて、新たな潜水艦は使われなかったものとみられます。

今回の発射を受け、国連の安全保障理事会は日本時間の21日午前に緊急会合を開き対応を協議することになりました。会合はアメリカとイギリスが要請したもので非公開で開かれる予定です。