北ミサイル発射 国連安保理で欧米が非難
北朝鮮がSLBM、潜水艦発射弾道ミサイルを発射したことを受け、国連の安全保障理事会が緊急会合を開き、欧米諸国が北朝鮮を強く非難しました。
国連安保理の緊急会合はアメリカ、イギリスなどの要請で開かれました。会合に先立ちアメリカの国連大使は、今回の発射について「理事国の多くが安保理決議に違反するとして非難している」と述べました。また、イギリスやフランスなども非難しましたが、安保理として声明を出すなどの一致した対応はとれませんでした。
先月以降、北朝鮮によるミサイル発射が相次ぐ中、緊急会合を開くのは今回で3回目ですが、中国やロシアが安保理としての一致した対応には慎重な姿勢を示し、まとまった対応はとれずにいます。
一方、北朝鮮外務省は新型SLBMの発射実験は国防計画を遂行するための正常な活動の一環だとして安保理会合の開催に懸念を示しました。その上で実験は「アメリカを意識したり、狙ったりしたものでない」と主張しました。