補償金求め、退役軍人が暴徒化 グアテマラ
中米・グアテマラで19日、国会近くで抗議活動をしていた退役軍人が暴徒化し、車や建物に火をつけるなどして少なくとも14人がけがをしました。
地元当局などによりますと、グアテマラの首都グアテマラ市の国会で19日、市民ら200人以上が刃物や火炎瓶を持って集まり、国会の駐車場に止まっていた車に火をつけるなどしました。
当時、国会には議員や職員、記者らがいて一時、閉じ込められましたが、警察が催涙ガスなどを使い暴動は3時間半後に沈静化しました。暴動に参加した多くは退役軍人で1960年から96年まで続いた内戦時の補償金一人あたりおよそ170万円を求めて抗議活動を続けていました。
この暴動で警察官と記者ら少なくとも14人がケガをし、暴動に参加した4人が逮捕されています。