米・国務長官と中国・外相、ローマで会談へ
アメリカ国務省は、ブリンケン国務長官と中国の王毅外相が31日、イタリアのローマで会談すると発表しました。台湾や気候変動の問題などをめぐって幅広く協議が行われる見通しで、年内にオンライン形式での開催で原則合意している米中首脳会談の事前調整の位置づけとなります。
アメリカ国務省によりますと、バイデン大統領のG20サミット出席に同行しているブリンケン国務長官は、日本時間の31日午後4時半からローマ市内で中国の王毅外相と会談します。中国が軍事的圧力を強める台湾の問題や、COP26での首脳級会合を控えた気候変動問題など、幅広く協議が行われる見通しです。
米中両国は、バイデン大統領と習近平国家主席による首脳会談を年内にオンライン形式で開催することで原則合意していますが、今回、外相レベルでの協議を通じて、中身をどう具体化できるかも焦点です。
ブリンケン長官と王毅外相による対面での会談は、今年3月にアメリカ・アラスカ州で開かれて以来となります。