韓国の文在寅大統領は１５日、中国の王毅外相と会談し、北朝鮮との関係改善にむけて中国の協力を求めました。

文大統領は１５日、韓国を訪問中の王毅外相と会談し、北朝鮮が核・ミサイル問題をめぐる対話に復帰するよう中国の協力を求めました。

また、来年予定されている北京冬季オリンピックについて「北朝鮮との関係を改善する転機となることを望む」と期待感を示しました。これに対し、王毅外相も「北京五輪が南北関係改善の契機になるよう努力する」と応じたということです。

北朝鮮をめぐってはＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）が下した処分により、北京五輪への参加資格が失われていますが、王毅外相は記者団に対し、大会期間中、北朝鮮の高官を中国に招待するかどうかについて「ＩＯＣと相談して決める。まだ議論中だ」と述べるにとどめています。