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コロナ飲み薬“重症化リスク89%減少”

2021年11月6日 1:10

アメリカの製薬大手ファイザーは、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬が、重症化リスクを89パーセント減少させたとする臨床試験の結果を発表しました。

ファイザーは、新型ウイルスの飲み薬「パクスロビド」を開発していて、5日、最終段階の臨床試験の中間分析結果を発表しました。

重症化リスクが高い成人患者に対し発症後3日以内に薬を投与したところ、入院や死亡のリスクが89パーセント減少したということです。

今後、アメリカのFDA(=食品医薬品局)に緊急使用許可を申請する方針で、ファイザーのCEOは「パンデミックを食い止めるゲームチェンジャーになる」とコメントしています。

治療薬をめぐっては、今月4日、イギリスの規制当局が、アメリカの製薬大手「メルク」などが開発した飲み薬を世界で初めて承認しています。