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米企業“抗体カクテル”8か月後も予防効果

2021年11月9日 14:14

アメリカのバイオ医薬品メーカー「リジェネロン」は、開発した新型コロナウイルスの抗体カクテル薬について、投与から8か月後も予防効果が確認できたと発表しました。

リジェネロンは8日、開発した新型ウイルスの抗体カクテル薬について、投与後2か月から8か月にわたり、感染リスクを81.6%減らす効果が確認できたと発表しました。

抗体カクテル薬は2種類の抗体を組み合わせて投与するもので、重症化リスクがある患者の治療目的などでFDA(=食品医薬品局)から緊急使用が承認されています。

リジェネロンは今回、長期的な予防効果があるとするデータが示されたことで、免疫機能が低下するなどしてワクチンが十分に効果を発揮しない人に対する予防目的でも効果が期待できるとしていて、FDAに対し緊急使用許可の適用範囲を広げるよう申請しています。