中国のネット通販大手アリババは、１１日まで行われた「独身の日」の大型セールで取引額が去年を上回り９兆６０００億円を超えたと発表しました。

アリババは、「独身の日」のセール期間とした今月１日～１１日までの取引総額が５４０３億元、日本円でおよそ９兆６０００億円となり去年を上回ったと発表しました。

「独身の日」のセールには日本を含む世界中の企業から過去最多の２９万ブランドが参加していました。アリババは今年は取引金額を発表する派手なイベントは取りやめ、その一方で、セールによって「脱炭素」や「社会的弱者への寄付」に貢献できることを強調していました。

習近平政権が「共同富裕」をスローガンに格差是正を掲げ、巨大ＩＴ企業への統制を強めていることが背景にあるとみられます。