4月の米雇用統計 前月から25万3000人増 市場予想を大きく上回る
アメリカの4月の雇用統計が発表され、就業者数は前の月から25万3000人増え、市場の予想を大きく上回りました。
アメリカ労働省が5日に発表した4月の雇用統計で、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は、前の月から25万3000人の増加となり、18万人程度を見込んでいた市場予想を大きく上回りました。
また、失業率は、前の月から0.1ポイント改善し、3.4パーセントとなりました。半世紀ぶりの低水準となった1月と同じ水準で、インフレ高止まりの一因となっている人手不足が続いていることが改めて示された形です。
FRB(=連邦準備制度理事会)は、雇用統計や消費者物価指数などの経済指標を踏まえて、次回6月の政策会合で、利上げを停止するかどうか慎重に判断する見通しです。