激しい戦闘続くウクライナ…戦中の新年を迎える兵士たち
ウクライナでは年をまたいで激しい戦闘が続いています。最前線では、新年を塹壕の中で迎える兵士もいました。
年の瀬の先月31日、攻防が今、最も激しいとされる東部ドネツク州。
森の中でウクライナ軍の兵士らが迫撃砲を発射していました。
森には塹壕があります。そこでは兵士らが休息を取っていました。
中には、動員された息子を追って兵士に志願した父親やミュージシャンだった若者も。
塹壕の中ではアコーディオンの音色が響いていました。
無線で他の部隊の兵士に新年の挨拶をすると笑みもこぼれます。
テレビではゼレンスキー大統領の演説が流れています。
大統領はこの日、「新年は、領土を取り返し、兵士を家族のもとへ戻し、空襲警報のない幸せな生活を取り戻す年にしよう」と呼びかけました。
そして新年のカウントダウン。
兵士たち「ウクライナに栄光あれ!英雄に栄光あれ!」
ウクライナ各地では新年にもドローンによる攻撃が繰り返され、ウクライナ軍は44機を撃墜したと発表しました。
電力インフラが被害を受ける中、住民は十分な暖房がないまま厳しい冬を過ごしています。