南アで変異株“これまでで最も激しい変異”
南アフリカなどで新型コロナウイルスの新たな変異株が見つかり、イギリスは、感染力が強いとして南アフリカやその周辺の合わせて6つの国からの渡航制限を決めました。
南アフリカの保健当局は25日、新型コロナウイルスの新たな変異株が見つかったと発表し、ワクチンの効果を弱める可能性があるとしています。
これを受けてイギリス政府は、新たな変異株が見つかっている南アフリカとボツワナ、それに周辺の国を含めた合わせて6つの国からの渡航を26日から停止することを決めました。
イギリスのジャビド保健相は、新たな変異株について「デルタ株などよりも感染力が強い上、今のワクチンも効きにくい可能性がある」と警告しました。またBBCは「これまでで最も激しい変異が見られ、これまでの原型を用いて設計されたワクチンはそれほど効果的ではないかもしれない」とする専門家の見方を伝えています。
また香港では、南アフリカに渡航して帰国した男性からこの変異株が検出され、保健当局によると、この男性が隔離されていたホテルで向かいの部屋にいた別の男性にも感染した可能性があるということです。