東南アジアでも入国制限が急速に拡大
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の懸念が世界中で高まる中、東南アジアの各国でもアフリカ南部の国からの入国を制限する動きが急速に拡大しています。
タイの保健当局は27日、南アフリカやボツワナなどアフリカ南部8か国からの外国人の入国を来月1日から禁止すると発表しました。
タイの主要な観光地では観光業を活性化させるため、ワクチン接種済みの外国人の隔離を免除していますが、8か国以外のアフリカのすべての国からの旅行者には14日間の隔離が義務づけられるということです。
また、フィリピンは、アフリカ南部7か国からの国際便の受け入れを来月15日まで停止したほか、マレーシアは7か国への渡航も禁止しました。
インドネシアは過去14日間にアフリカ南部の8か国を訪れた外国人の入国を29日から禁止しますが、来年議長国を務める国際会議G20の関係者は規制が免除されるということです。