金総書記「絶対的な忠誠尽くす指揮官育成」
北朝鮮の金正恩総書記は、軍の教育を担当する幹部らに向け演説し、「党に絶対的な忠誠を尽くす指揮官を育成すべき」と強調しました。
7日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は金総書記が4日と5日に平壌で開かれた「軍事教育活動家大会」に出席したと報じました。
金総書記は軍の教育を担当する幹部らに向け演説し、「党に絶対的な忠誠を尽くす指揮官を育成すべき」と強調、軍事教育における今後の方針や課題を示したということです。その上で、「革命武力の必勝不敗のために軍事教育革命の新しい高揚期、跳躍期を力強く開いていこう」と呼びかけました。
一方で、核・ミサイル開発や関係が膠着した状態が続くアメリカや韓国についての言及は伝えられていません。
北朝鮮としては金総書記が今月30日に軍の最高司令官に就任して、10年を迎えるのを前に、組織の引き締めを図る狙いがあるものとみられます。
■写真:7日付「労働新聞」より