林外相 韓国外相とG7で立ち話
林外務大臣は11日、訪問先のイギリス・リバプールで韓国の鄭義溶外相と立ち話し、いわゆる元徴用工訴訟や慰安婦の問題をめぐり適切な対応を求めました。鄭氏は韓国側の立場を主張し、平行線だったということです。
林外務大臣はG7=主要7か国外相会議のためイギリス・リバプールを訪問しています。11日の夕食会で林大臣は韓国の鄭外相と短時間、立ち話し、いわゆる元徴用工訴訟や慰安婦の問題で日本の立場を伝えるとともに韓国側に適切な対応を強く求めました。
これに対して鄭外相からは韓国の立ち場に基づく発言があったということです。その上で両外相は日米韓3か国が連携することの重要性を認識し、日韓関係を健全な状態に戻すべく協議などを加速させることで一致しました。日韓の外相が接触するのは林大臣が就任して以来初めてのことです。
夕食会は地元出身の世界的ロックスター「ビートルズ」ゆかりの品を展示している「ビートルズ・ストーリー博物館」で行われました。この中で林大臣がジョン・レノンの代表曲「イマジン」をピアノで演奏し、鄭氏を含め各国外相が拍手を送る一幕もあったということです。
画像:「英政府提供」