韓国政府「TPP加入へ国内手続き始める」
韓国政府は、日本などが参加するTPP(=環太平洋経済連携協定)について、加入に向けた国内手続きを始めると明らかにしました。
韓国の洪楠基副首相は13日、経済分野の閣僚らを集めた会議で、TPP加入について「多様な利害関係者との社会的議論を基に、関連手続きを開始する」と表明しました。
洪副首相は、理由について、中国や台湾がすでにTPP加入を申請したことなどをあげ、「アジア太平洋地域内の経済秩序の変化が活発になっている」と指摘。「政府の部署間の議論だけにとどまることは難しい状況になった」と述べました。
TPPを巡っては去年12月に文在寅大統領が加入に前向きな姿勢を示し、政府内で調整が進められていました。今後、国内産業に与える影響など国民的な議論と並行して、加入に向けた本格的な手続きを進めるものとみられます。