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国連“北の人権侵害を非難”17年連続採択

2021年12月17日 9:40

国連総会は16日、日本人の拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害を非難する決議を17年連続で採択しました。

決議はEU(=ヨーロッパ連合)が提出したもので、日本も「共同提案国」に名を連ねました。決議では、「北朝鮮の長年にわたる組織的な人権侵害を最も強い言葉で非難する」とした上で、拉致被害者やその家族の高齢化が進んでいることを念頭に、被害者の即時帰国を強く要請しました。

一方、北朝鮮側は、「政治的な挑発だ」などと激しく反発しました。

北朝鮮 キム・ソン国連大使「この決議の強行採択という北朝鮮に対する敵対行為に、我々は断固とした対応をとる」

北朝鮮の国連大使は採決の前に退席し、中国やロシアなども採決には参加しませんでしたが、決議は、無投票による合意で17年連続で採択されました。