拉致問題 首相“私の手で解決しなければ”
北朝鮮による拉致問題の解決を訴える集会が都内で開かれ、岸田首相は「私の手で必ず解決しなければと強く考えている」と拉致被害者家族らの前で決意を述べました。
集会には拉致被害者や拉致の可能性を排除できない特定失踪者の家族らが参加し、全ての被害者の一刻も早い帰国実現へ向け、政府の対応を求めました。拉致されて15日で44年となる横田めぐみさんの母、早紀江さんは涙ながらに訴えました。
横田めぐみさんの母・横田早紀江さん「(めぐみさんを)13年間しか育ててあげることができなかったこと、私は本当に悔しいです。もう恥も外聞もありません。ただ一人の母としてです。今年も頑張ってまいります」
就任後初めて出席した岸田首相は、「私の手で必ず拉致問題を解決しなければと強く考えている。条件を付けずに金正恩総書記と向き合う決意がある」と述べました。