拉致問題を考える集会開かれる 東京都
北朝鮮による人権侵害問題に対する啓発週間が10日から始まり、午後には拉致問題を考える集会が都内で開かれました。
集会には、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの母・早紀江さんや弟の哲也さん、有本恵子さんの父・明弘さんら家族のほか、安倍元総理も出席しました。
講演の中で安倍元総理は、「在任中に結果を出すことができなくて大変申し訳ない」とした上で、「絶対に諦めないという姿勢を示していくことが大切だ」と述べました。
横田哲也さんも登壇し、今年も進展がないまま1年が過ぎることを嘆きました。
横田めぐみさんの弟・横田哲也さん(53)「過去の時間は取り戻せないので、今この瞬間から何をするんだ、ここ直近で何をしてきたんだというのが問われていると思う」
また哲也さんは、関心を持ち続けてほしいと呼びかけました。