渡航制限で日韓“遠距離恋愛カップル”は…
感染拡大に歯止めがかからない韓国では、水際対策も再び強化されています。海外の渡航も制限されているため、日本と韓国に住む遠距離恋愛のカップルにも影響がでています。
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新型コロナの重症者が過去最多の1083人となるなど、感染状況が悪化の一途をたどっている韓国。オミクロン株の感染者も、これまでに246人が確認されました。日本と同様に、韓国でも水際対策が再び強化されています。
日韓の往来の制限は、両国間の遠距離カップルにも影響を与えています。
ソウルに住むキムさん(27)。日本の大学に留学していた時に日本人の小春さんと出会い、およそ3年前から交際しています。
ソウル在住 キムさん(27)
「めっちゃ寒いよ、韓国は今、マイナス5℃とか6℃くらい」
日本在住 小春さん(21)
「生きていかれへん」
2人が最後に会ったのは去年2月、韓国・済州島への旅行でした。
ソウル在住 キムさん
「まさか、あのまま、まったく会えなくなるとは思わなかったので」
実は、キムさんは2年前に日本企業への就職が内定。小春さんも来年の春から東京での就職が決まり、2人は一緒に生活することを計画していました。ところが…
日本在住 小春さん
「なかなか入国ができない状況。それでまた、今回のオミクロン株で一瞬で(国境が)閉鎖されてしまった。残念な気持ちになりました」
国際結婚した夫婦であれば、“隔離”などを行えば渡航できますが、法的な根拠がないカップルの状態では、行き来さえできないのです。
キムさんは、2年前に小春さんからプレゼントされたメッセージ入りのアルバムを励みにしているといいます。
ソウル在住 キムさん
「これを見ていたら、絶対に日本に行かなあかんやろと強く思うようになってます。もっと幸せにさせたいなと思ってます」