駐中国フィリピン大使、滞在中の安徽省で死亡 隔離措置中…“感染はしていない”と報道も
中国に駐在するフィリピンの大使が、滞在中の安徽省で死亡していたことが分かりました。大使は、北京に戻る前に新型コロナウイルスをめぐる21日間の隔離措置を受けていました。
フィリピンメディアなどによりますと、ロマーナ駐中国大使は18日、中国との外相会談に同行するため滞在していた安徽省黄山市で死亡しました。大使は当時、会談を終えて北京に戻る際、現地のホテルで21日間の隔離措置を受けていたということです。
フィリピンメディアは関係者の話として、大使は新型コロナウイルスに感染していなかったと伝えています。
中国外務省の報道官は談話で、「ロマーナ大使は不幸にも病気で亡くなった」とした上で、「深い哀悼と遺憾の意を表し、遺族に心からお悔やみを申し上げる」と述べています。
フィリピン外務省によると、北京のフィリピン大使館は大使の遺体をただちに本国へ送還するよう調整しているということです。