パキスタンの裁判所は17日、カーン元首相に対し首相在任中の土地汚職事件に絡み禁錮14年の有罪判決を言い渡しました。

ロイター通信などによりますとカーン元首相は首相在任中だった2018年から22年にかけて不動産業者に便宜を図った見返りに土地を贈与されたとして禁錮14年の有罪判決を言い渡されました。

また、カーン元首相の妻も同じ罪で禁錮7年を言い渡されています。

カーン元首相はこれまで「ライバルが自分を復職させないための企てだ」などとして無罪を主張していました。

カーン元首相は2022年に軍部と対立して失職したあとテロの扇動の罪などで起訴されていて、去年1月には国家機密を漏えいした罪で禁錮10年の判決が言い渡されています。